経緯
自然保護21会議
- 自然保護のNGOである日本自然保護協会の役職員と、環境省の自然保護系職員など十数名は、2001年から、本職を離れた個人の立場で、「自然保護21会議」という研究グループをつくり、これからの時代、どのような自然保護の活動が必要かについて議論を重ねてきました。
- その結果、地球環境への関心は高まったものの、生物多様性保全の理解はまだ低く、あらゆる立場の人たちが、もっと日常生活ベースで「多様性の保全につながる行動」を積み重ねられるよう、一人一人を触発していくウェーブが必要という結論に至りました。
- これには、個人の行動の中に『生物多様性(Biodiversity=B)を感じ取った行動選択をする感性』が必要なため、これに「Bセンス」という新しい名称を与え、この感性を広め、多様性を守る社会に近づく取り組みを、「Bセンス・キャンペーン」と呼んで展開しようと決めました。
フォーラム化への動き
- 「Bセンス・キャンペーン」をすすめるには、仲間が必要です。そこで、2007年の秋、この企画に賛同してくださるのではと考えた50人を「自然保護21会議」が中心となって選び、お誘いの声をかけました。
- お誘いしたのは、「Bセンス」の趣旨の整理、多様性につながる各地の先行活動の紹介、そしてそれらをもとに社会にアピールしていく方法を、すでにいろいろな場面でもたれている方々。
- そして、最初の集まりとして行ったのが、2008年1月の「第1回Bセンス・フォーラム」です。この言葉を使ったこれからの企画は、フォーラムを重ねるたびに増えていく多くの仲間の方々と進めていきたいと考えています。
Bセンス・シンボルイメージ